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デザイナーと映像クリエイターの共同制作! 動画広告ができる舞台裏を見せます!

イタンジの動画広告をご覧いただいたことはあるでしょうか?
たとえばこちらの、OHEYAGOのメリットを訴求する広告(ぜひ再生してみてください!)。

こちら、なんとインハウスで制作しております!!!(びっくり!!!)

こうした動画広告ができる背景には、映像クリエイターとデザイナー、そして現場メンバーとの共同作業があるのです。今日は動画広告ができる舞台裏をご紹介します♪


制作期間わずか2週間! 動画広告ができるまでの流れ

まずは広告がどのように制作されているのか、流れを見てみましょう。

映像クリエイターの清水さんいわく、案件が始まるのはいつも唐突。今回はOHEYAGOのPM(プロダクトマネージャー)である永嶋さんから、「SNS広告作りたいのでお願いします!」と広告の構想がドキュメントで送られてきたそうです。

まずはこのテキストから、PMがイメージしている広告がどのようなものかを読み取ります。その後、映像クリエイター目線で実現できること・できないことを振り分け、全体の雰囲気やデザイン、モーションデザインについて、さまざまな提案をしながら関係者と着地点を擦り合わせます。

概ね構成と演出方向が決まったタイミングで、出演者とナレーターを探します。こちらの案件は、予算の関係で社内の人材にオファーしたそう。

また、絵コンテのイメージを実現するため、デザイナーさんにイラスト作成と撮影した写真の加工を依頼します。今回担当したのは、OHEYAGOのデザインを主に担当する山口さんです。以下に、動画内ワンシーンのビフォーアフターを紹介します。

<絵コンテ段階>

映像クリエイター清水さんが、市販素材を用いてイメージ図を作成

<最終アウトプット>

デザイナー山口さんが、背景の建物のイラストを書き下ろしたり、出演している社員の写真を色馴染がよいように加工したりしている

最後はナレーションをあて、動画が完成です!
制作期間はおよそ2週間。インハウスならではのスピード感と対応力で、高クオリティの広告動画が出来上がっています。

短期間でこのような動画広告を作り上げてしまった、映像クリエイターの清水さんとデザイナーの山口さん。お二人に、イタンジで働く魅力や環境について教えてもらいました。

映像クリエイターとデザイナーが協力しあう環境

– 映像クリエイターとデザイナーは、日頃からコラボレーションする機会が多いのですか?

清水「コラボレーションの機会は、動画広告を制作するときや、イベントに出展するときなどですね。機会がすごく多いというわけではありませんが、映像クリエイターとデザイナーは共にエクスペリエンスデザインという部署にいるので、毎朝の “デイリーミーティング” でお互いの進捗や悩みを共有しあっていて、そういう意味では近しい存在です」

– 広告動画の背景に使うイラストを描くというタスクが、デザイナーさんにあるとは驚きました。山口さんはイタンジに来る前に、このような仕事をしたことはあるのでしょうか?

山口「なかったです。それに、イタンジでこういう仕事があることも想定していませんでした(笑)。実はイラストを描くこと自体経験がなかったので、最初は不安でしたね。ですが、まずはとにかくやってみようと思ったことと、他のメンバーがサポートしてくれたので、挑戦してみようと思うことができました」

– 映像クリエイターとデザイナーがコラボレーションすることで感じるメリットはありますか?

清水「インハウスなだけあってデザイナーさんたちはプロダクトに対しての理解力が高く、こちらから何か依頼したときも、発注の背景まで読み取って掘り下げて考えてくれるので、ディスカッションを通して当初の構想以上のアウトプットにたどり着くことも少なくないんです。ですから、クオリティを高められる点がメリットですね。本当に頼れる仲間です」

山口「今までやる機会のなかったお仕事をさせてもらえることが、ありがたいなあと思います。最初は不安だったと言いましたが、新しいことに挑戦すること自体はとても好きなので、飽きずにいろいろなことをやらせてもらえること、そして結果的に自分のスキルセットが広がることは大きなメリットだと思います」

イタンジで得られる、クリエイターとしての経験とは

– 山口さんはイタンジで主にOHEYAGOのデザインを担当されていますよね。どのようなデザイン業務があるのでしょうか。

山口「サイトのデザイン、アプリ版のUIやバナーをデザインするほか、今回取り上げていただいた広告動画や、Tシャツや封筒などグッズのデザインもやらせていただいています。グッズデザインもイタンジに来て初めて手がけました。どれも、グラフィック面にだけ携わるのではなく、情報設計から担当しています。これも、イタンジならではだと思います。頭はすごく使うのですが、データから分析したり、徹底的にユーザー目線に立つよう心がけたりして、よりよい設計を考えていくことで、表面的ではなく、本質的な仕事をできているという実感が湧くんです」

– 清水さんはイタンジの最初の映像クリエイターとして入社されていますが、どういったお仕事を手がけているのですか?

清水「映像に関わることをかなり幅広く担当しています。今回取り上げてもらっているモーショングラフィックスを使った動画制作だけでなく、実写の映像制作もおこなっていますし、セミナーの配信やイベントのアーカイブ作成などもしています。僕も山口さんと同じで、企画から担当することも多いのですが、撮影や配信も含めてがっつり担当するのも、イタンジに来てからのことです。大変ではありますが、キャリア的にも自身の成長としても、スキルの幅が広がってよいという部分は同感ですね。企画から完パケまで一気通貫でやれるという経験は、なかなか制作会社では得られないかなと」

– インハウスで制作をしていると、裁量の大きさが魅力である一方で、土壇場で話がひっくり返ったり、修正が何度も入ったりという大変さもあるのではないでしょうか? その場合、たとえばですが「これ以上は修正はできませんよ!」というふうに境界線を引くこともあるのでしょうか?

清水「たしかにそういった大変さはあるのですが、修正を拒否することはないです!それをやってしまうと、インハウスでやっている意味がないので。インハウスでクリエイターがいるからこそ、公開ギリギリまで内容を精査したりクオリティをあげたりすることができるんです。そのメリットを潰してしまっては元も子もありません。

それよりも、とにかくコミュニケーションを丁寧にとるように気をつけていれば、お互いの齟齬が生じにくくなり、修正の回数もある程度は抑えられます。特に意識していることは、ずっと制作畑にいた僕にとっては “当たり前” のことも、他の部署の方にとってはそうではないということを常に念頭に置くことです。それぞれの職能をリスペクトして、違いを尊重しつつも丁寧にすり合わせる、ということを大切にしています」

山口「清水さんはすごく丁寧にいろんな情報を教えてくださるので、こちらもアイディアを出しやすいんです。コミュニケーション力が高いので、勉強になります」

– これから取り組んでいきたいことを教えてください。

山口「OHEYAGOをもっとスケールさせていきたいですね。一つのプロダクトをずっと見ているので、数値の改善を追っていけるところが楽しくて。バナーのABテストをしてよりよいほうを本番サイトに反映したり、そうした知見を次のクリエイティブに活かすことができたりと、いちデザイナーとしての裁量を超えて、他のメンバーと一緒にプロダクトを成長させていくことができています。OHEYAGOはtoCサービスなので、友人や家族から『見たよ!』とか『使っているよ!』と言ってもらえることがこの仕事の醍醐味です。とはいえ、知名度はもっともっと上げる必要があるので、それこそ動画広告とかをもっと増やしていって、有名ポータルサイトにも負けないくらいのサービスに育てられたらなと思います」

清水「近年、インハウスでデザイナーさんを抱える企業が増えているのと同じ流れで、インハウス映像クリエイターの需要ももっと増えていくと思います。誰でも簡単に映像に触れることができる時代だからこそ、“プロフェッショナルな何でも屋” として存在することが大事になるのではないかなと。その一方で、GAグループでいうCDC*という部署のように、社内にクリエイティブ集団を作る流れも多いので、自分の強み(ディレクションや編集、CG、撮影、ライブ配信など)をその企業や業界にどう還元できるかを真摯に考える必要があると思います。僕の場合は、今会社的にセミナー配信の需要が高いので、コロナが落ち着いてきた頃にセミナーがリアルイベントにシフトするのか、依然として配信に力を入れていくのかといった動向を注視していて、対応力を高めていきたいと考えています」

*CDC:Communication Design Centerの略。社内外のコミュニケーション施策に関わる企画・制作を一手に引き受けているクリエイティブ集団の部署。

– 最後に、社内に向けてメッセージをお願いします!

山口「グラフィック面だけでなく情報設計の部分も頑張って勉強しておりますので、アウトプットのイメージが湧いていない状態であっても、ぜひデザイナーたちに作りたいものについて相談してほしいです。しっかり議論を重ねて、納得のいくものが作れたらと思います」

清水「映像クリエイターがいるということは知っていても、どういうふうに活用したらよいかイメージが湧いていない方も多いかもしれません。相談ベースでアイディアを共有していただいても、撮影の現場を見学しに来ていただくのも、大歓迎です! プライベート用の結婚式ムービーを作ってほしい、とかでもよいですし(笑)、ぜひ気軽に相談してほしいです」


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